シリコーンとともに生きる

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私たち富士システムズは、創業者である川口信久がシリコーンの特性に着目し、それを使って医療分野に新たな可能性を切り拓いた企業です。シリコーンは化学的に安定し、生体適合性や柔軟性に優れた特性を持つ素材であり、医療機器の開発において非常に重要な役割を果たしています。私たち富士システムズは、このシリコーンとともに歩み続け、人々のいのちや健康に貢献します。

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低侵襲手術の実現のために

私たちがシリコーンを医療機器に応用しようと考えたきっかけは、その高い生体適合性にありました。具体的には、シリコーン製のカテーテルやデバイスなどを身体の中に留置しても、生体組織に対してアレルギー反応が極めて少ないという特性です。そのため、患者さまの身体への負担を最小限に抑えつつ、安全性を高めることが可能です。しかし、身体に挿入する際、生体組織と摩擦を引き起こし、滑らかに挿入することが難しいという課題がありました。そこで、シリコーン製のカテーテルやデバイスの表面に親水性を持たせることで、患者さまの痛みや不快感を減らし、医師や看護師にとっても手技をスムーズに行えるように貢献してきました。このように、私たちはシリコーンの優れた特性を最大限に活かすだけでなく、目的に合わせて特性を得ることができるように、独自の知識や技術を長年にわたり培ってきました。

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独創力と技術力でブレイクスルーを

今後の重要な課題は、患者さまの身体の中で医師が希望通りの操作が行える医療機器の開発です。例えば、内視鏡や腹腔鏡にシリコーン製のデバイスを組み込むことで、さまざまな治療や処置が可能になります。私たちが提供するのは、シリコーンを効果的に使うための知識と技術です。シリコーンは幅広い柔軟性のグレードと固有の特性を持つ素材であり、医師のアイデアを具現化するために非常に重要な素材です。私たちの専門知識は、シリコーンそのものだけでなく、それを医療機器の機構に組み込むための加工技術にも及んでいます。これらは、医師と共に長年にわたって培われてきたものであり、医師が「まさか、こんなことができるとは」と驚かれるほどの独創性と技術力があります。

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気体を透過させる、
シリコーンの魔法を新たな価値に

シリコーンには、気体透過性という不思議な特性が備わっています。酸素、二酸化炭素、窒素など、さまざまな気体を透過させる能力を持ち、多くの樹脂の中で特に気体透過性が高いことが特長です。そのため、気体や液体中にある特定の物質を透過させる分離膜として広く利用されています。分離膜に利用される他の樹脂にはポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリエチレンなどがあり、これらは多孔質構造という微細な孔があることから、人工腎臓や人工肺などの医療用途にも活用されています。しかし、この多孔質膜を用いた人工肺は、気体交換中に血栓が形成されて詰まってしまう、という課題が存在します。この課題に対処する1つの可能性として、シリコーン膜に着目しています。私たちは、以前からシリコーンの気体透過性に注目して人工えらの研究を行ってきました。この経験を活かしながら課題解決に向けて試行錯誤を繰り返しています。呼吸に苦しむ患者さまが、より長く生きられ、よりQuality of Lifeを向上させるために、私たちは研究開発を進めています。

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健康な未来に向けて、ともに挑む

私たち富士システムズは、創業当初から新しい製品開発を望むパートナーや医療従事者と研究開発に取り組んできました。私たちはシリコーンの可能性を信じ、その加工技術を磨き続けているメーカーであると同時に、新しい製品開発を望むパートナーや医療従事者とその先にいる患者さまの期待に応えるべく、共同研究に取り組むことができるメーカーでもあります。私たちは、医療の進化と人々のいのちや健康に貢献することを使命と考え、これからもその目標に向かって努力し続けてまいります。